クレストフォルム横浜根岸

クレストフォルム横浜根岸はJR根岸線の鉄道敷の際に位置します。最寄り駅は磯子駅と根岸駅の中間付近に位置します。マンション名のとおり、根岸駅が徒歩圏といえるでしょう。直線距離では1.2キロ程度ですね。全面道路は湾岸道路で、すぐ近くは根岸湾です。

総戸数は171世帯で鉄筋コンクリート造7階建ての外装タイル張りのマンションです。現地調査当日は外壁の大規模改修工事の最中で、一部で足場の解体作業をしているところでした。 築10年程度の経年数ですが、この段階で外装のリニューアルを行っていることは、きっちりと長期修繕計画書に則って維持管理が成されている証拠です。 足場は一部解体中でしたが、ほとんどの外装部分に足場は掛かっていて、今が工事の佳境という感じでした。

セキュリティが掛かっているエントランスから、キーにて解錠して内部に入ります。大規模改修工事は共用財産の維持管理ですから、開放廊下部分にも養生シート等がかかっていて、今まさに工事の真っ最中といった感じでした。工事関係者は礼儀正しく、てきぱきと作業をしていました。

内部調査

クレストフォルム横浜根岸

このマンションは平成19年の築なので比較的新しく、分譲時の基本プランを変更することなくリフォームを施してありました。システムキッチンやユニットバス、洗面化粧台などの水周りは最新の新品に取り替えてあります。

最近の室内リフォームの傾向として、フルリノベーションが増えつつあるように感じます。この傾向は築年数が古くなるほどその傾向が高く、リフォームの内容はシステムキッチンなどの水周りの内装の張りなおしに留まりません。間仕切りなども全て撤去して躯体のみにして、間仕切りも含めて一から作り直す手法です。なのでこのようなリフォームは「フルリノベーション」と呼ばれます。この住居はそこまでのレベルではありませんが、内部はとてもきれいで築年数の少なさを感じさせます。

調査は、各居室の漏水の形跡がないこと、建具の開閉に異常がないこと、床や壁の傾斜が基準値以下であること、コンクリート躯体に異常がないことを確認していきます。 バルコニーではサッシの開閉状況・サッシと躯体のシールに劣化がないこと、バルコニーの防水状況に異常がないこと、手摺の取り付け状況にぐらつきがないことなどを確認しました。その他に排水ドレーンが正常に機能していることも大事なチェック事項です。

今回は水周りが対象に入っていませんでしたので、調査はこれで全てです。異常がないことを依頼主に報告して現場調査の終了です。事務所に帰ってからは報告書を作成して提出して終わりました。関係者の皆様、有難うございました。