クレッセント上大岡ヴュープラスは横浜市港南区です。京浜急行の上大岡の西方向の山の手にあります。直線距離では1キロ程度ですが、徒歩では結構大変かもしれません。 総戸数は162戸で2004年に建てられた比較的新しいマンションです。 山の手の丘陵地の勾配を巧みに利用した住棟配置になっていて、大きな中庭に面した一角にはコミュニティスペースが設けられています。 料理教室の催しも可能なキッチンもあり、低層の6階建てなので太陽の陽光も十分に取り入れることの出来る設計になっていてとても明るいマンションです。
162戸は全体の総戸数ですが、実際には複数の建物の集合体になっています。それぞれの建物はエキスパンションジョイントと言われるもので隣り合っていて、棟間を自由に移動できます。今回のインスペクションはそんな個別の建物の中の区分所有の検査と言うことになります。
この建物も当然ながらセキュリティが掛かっていて、外部からはガードされています。お預かりした鍵でエントランスホールから入場して対象の住宅に向かいますが、先にも書いたように中庭にも太陽の光が十分に入りとても明るいマンションです。 対象住宅は2階なので、中庭からテラスの階段を上がります。とても開放感のある設計です。
再販物件における住宅瑕疵担保責任保険の検査
今回の検査は、宅地建物取引会社の再販物件における住宅瑕疵担保責任保険の検査です。クランツ事務所は保険の適合証明のみを行い、保険の発行は行いません。
共用廊下から対象住宅のアルコーブに入ります。かなり広いアルコーブです。自転車やミニバイクが複数台置けるスペースの広さです。ダブルロックの玄関ドアを解錠して入室します。 南側を向いたバルコニーから明るい光が玄関ホールを照らしていてとても明るい住宅です。 再販物件ということでフルリノベーションしてあります。築13年しか経過していない築浅のマンションですが、内装を全てやり変えてあります。もうほとんど新築マンションです。室内だけ見たら中古マンションとはとても思えません。最近の中古マンションはとても程度がいいですね。
検査は各部屋の床の勾配・壁の倒れ・漏水の有無・給水のさびが無いこと・排水状況・換気扇の風圧確認・外部サッシのシールの健全性・バルコニー手摺の固定状況等に異常がないことを確認します。今回の検査では、とくに床の勾配・壁の倒れの精度がとても高い住宅でした。マンションではまず問題は有りませんが、この住宅は特に優秀でした。
コンクリートの集合住宅の場合では、コンクリートの強度試験の確認が必要な場合があります。 住宅のPS内部のコンクリート壁を使って強度の確認をするわけですが、この住宅の場合では築年数が新しいことからその対象外となりました。 検査結果は全ての項目に適合していることが分かりましたので合格でした。
